THE HAUNTED KAWANO GALLERY
昨日のブログは、もうお読みいただけましたでしょうか。
今日はデザイナー達が特別に書き下ろした“Halloween Ghost”をご紹介したいと思います。
ブランドの哲学が凝縮された作品や、デザイナーの意外な一面が表れた作品など、
様々な表現に心躍るラインナップになっています。
それでは、順番にまいります。
「roar(ロアー)/roarguns(ロアーガンズ)」
取扱いフロア 1F・3F
デザイナー:濱中 三郎
ブランドコンセプトは“LOVE&PEACE”。
2002年のブランドスタート以来、ロックマインドをベースに、
ミリタリー・スポーツ・モードといった、その時代のトレンドを取り入れたデザインで多くのファンを魅了しています。
反戦の意味を込めたブランドアイコンのクロスガンは、今の時代だからこそ輝きを増しています。
近年ではヨーロッパ中心に海外でもコレクションを発表。
レディースでは“roarguns”と改称し、世界に向けた発信を強めています。
デザイナーの濱中氏が書き下ろしたのは、その名も「愛と平和のカボチャ!」
ブランドコンセプトを掛け合わせたroarならではの作品です。
「STUD MUFFIN(スタッドマフィン)」
取扱いフロア 1F
デザイナー:遠藤 悠生
音を感じるロックなリアルクローズを、独自のアイロニーとユーモアで魅了するSTUD MUFFIN。
今シーズンは得意とするハイブリッドな切り替えに、
従来のロックマインドにストリートカルチャーをミックスさせたユニークなデザインをそろえました。
KAWANOでは毎シーズン別注企画を多数展開。
アイコニックなキャラクターやポップなグラフィックに加え、エッジが効いた独自のデザインを施しています。
デザイナーの遠藤氏が書き下ろした“GHOSTスカル”は、
STUD MUFFINのもつ魅力が詰まった作品に仕上がりました。
「STUD(スタッド)」
取扱いフロア 3F
デザイナー:遠藤 悠生
メンズブランド「STUD MUFFIN」のレディースラインです。
様々な二次加工のテクニックを得意とし、スワロフスキーの装飾やサガラ刺繍での表現など、
ファンを飽きさせない新鮮な提案をしています。
KAWANOでは、毎シーズン別注企画を多数制作。
他のレディースショップではご覧いただけないラインナップが魅力です。
ハロウィンを迎えたstud.のキャラクター達。
思い思いの仮装を楽しむ姿は愛らしさも感じられます。
「ADDICT NOIR(アディクトノア)」
取扱いフロア 3F
デザイナー:小島 真琴・中野 由佳
“新しいモードスタイル”の発信をテーマに、
エッジの効いた刺激的なスタイルを展開しているADDICT NOIR。
デザイナー自身が、店頭での販売経験というキャリアを積み重ねてきたからこそ見える、
“作る側”と“着る側”双方の観点を持ち合わせたものづくりが特徴のブランドです。
2017F/Wシーズンテーマは、“RUST【錆】SEVENTH”。
金属の表面が空気•水などに触れ、酸化して出来る化合物のように、鉄屑が散らばり錆びた色を表現しています。
それぞれが混ざり合い見せる色合い、錆の繊細な表面感やその奥にある鉄の固さ、
ダークで儚く美しい表情をデザインに込めたコレクションです。
今回のこのキャラクターはデザイナー2人をイメージしました。それぞれの表情の違いが見所です。
「maxsix(マックスシックス)」
取扱いフロア 1F・3F
デザイナー:MIKIO
グラフィック・ハンドペイントなど様々な手法で表現されるデザインが魅力のmaxsix。
「リアルな服にシュールなイメージを纏う。
日常に非日常な精神を纏う」のがこのブランドのコンセプトです。
シュールな中に毒を感じるデザインは、その時代を切り取った風刺画のようなクリエーション。
まさに、デザイナーの豊かな感性と培ってきた表現技術が成せる技です。
2017F/Wシーズンのテーマは“FLOWER MILITARY”。
花に群がるミツバチをモチーフとしつつ、ミリタリーの醸し出すワイルドな雰囲気にエレガントな花を掛け合せ、
より洗練されたイメージに仕上げたコレクションです。
今回のキャラクターは“夜・猫・三つ目・妖怪”から連想されるイメージをアニメキャラクターのようなタッチで、
可愛らしく表現しています。
「Shinya yamaguchi(シンヤ ヤマグチ)」
取扱いフロア 2F
デザイナー:山口 真弥
ブランドコンセプトは「STREET COUTURE」。
モードとストリート、ファッションとスポーツの融合したミックススタイルを核として2012年にスタートしたブランドです。
2017 F/Wシーズンのテーマは“BLACK CAT”。
テーマの由来は、デザイナーが信奉し続けるバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンのニックネーム。
ジョーダンのアグレッシブでありながら、美しくエレガントな動きからインスピレーションを得たコレクションです。
ブランドスタート時から愛用しているマスコットの“ベア”が、ハロウィン風におめかしして登場です。
「LUCIOLE_JEAN PIERRE(リュシオル ジャンピエール)」
取扱いフロア 2F
デザイナー:大塩 純平
ブランドコンセプトは、「会話が生まれる服」。
日々の出逢いと記憶を心に書き留め、思い出と共に着てもらいたいという願いから、
トップスの胸元にはボールペンが付けられています。
2017 F/Wシーズンのテーマは“YOUTH”。
デザイナー自身が影響を受けた80~90年代のグランジロック・パンクミュージックや
ストリートカルチャーを現代流にアレンジしたコレクションです。
ハードでポップなハロウィンキャラクターには、ルーツであるグランジミュージックへのオマージュが感じられます。
「GalaabenD(ガラアーベント)」
取扱いフロア 2F・3F
デザイナー:大河原 美樹
ドイツ語で“公式な夕べの集い”を意味するGalaabenD。
2004年のブランド設立以来、“ダンディズム&エロティカ”をコンセプトに、
クラシカルな仕立て・素材を追求したドレスコレクション、優雅で上質なリアルクローズコレクションを展開しています。
2017 F/Wシーズンのテーマは、“ardentdevofee”。
熱烈な信者”を意味する造語で、GalaabenDのDNAが凝縮された、ブランドの真髄ともいえるコレクションです。
作品には、ブランドカタログにも登場するデザイナーの愛犬が描かれています。
「Fagassent(ファガッセン)」
取扱いフロア 2F・3F
デザイナー:青木 俊樹
“歪んだクラシックス”をブランドコンセプトに掲げ、東ロンドンの退廃的な空気感と、
モッズカルチャーから着想を得たアーティスティックな世界観を表現するFagassent。
2017 F/Wシーズンのテーマは、“CHAOTIC SHADES OF NOIR”。
Fagassentを表現する上で欠かせない“黒”を再解釈し、京都紋付とのコラボレーションによる漆黒のデニムや、
多彩なグラデーションカラーアイテムなど、新たなアプローチに挑戦したコレクションです。
ハロウィンから連想した鹿の亡霊は、もはやFagassentでしか描けないアート作品です。
「Cheryl Chee(シェリル・チー)」
取扱いフロア 3F
デザイナー:Cheryl Chee
2012年にブランド立ち上げ、現在は淡路島を拠点に活動しているCheryl Chee。
同質化した洋服を大量生産・大量消費する現代のサイクルに対し疑問を唱え、
独自のクリエーションでオンリーワンのものづくりを展開しています。
複雑なドレーピングパターンからのデザインは、縫製から全て淡路島のアトリエで一枚一枚作り上げられています。
近年ではソーシャルメディアでも新作発表を行い、洋服を作る過程をyoutubeで発信しています。
今回特別に書き下ろしたイラストのテーマは、「Ghost are cut the head」(頭が切られているお化け)。
シェリルらしいダークなジョークが効いた力作です。
「KROFUNE(クロフネ)」
取扱いフロア 2F・ 3F
デザイナー:萱場 真鳥
「黒の美しさを追求し、黒にこだわった、黒が主役の帽子ブランド」を自負するKROFUNE。
2007年に東京を拠点に活動をスタートしたブランドです。
10周年を迎えた記念すべき2017 F/Wシーズンでは、“モロッコ”にインスピレーションを得て、
ファー素材やターバンなどのネイティブカルチャーを彷彿とさせるコレクションを展開。
コーディネートのスパイスとなる装飾的なアイテムが特徴です。
ダークファンタジー溢れるハロウィンのお化けが、KROFUNEのハットから参上しました。
「KiNG(キング)」
取扱いフロア 2F
デザイナー:KiNG
ブランドコンセプトは、“真の職人技による、究極の造形物”。
ビーズやメタルパーツ、ヴィンテージファブリックなどの装飾的技巧を凝らしたアイテムを創作しています。
国内外のミュージシャンを中心に、CM・広告等の衣装制作、
企業プロモーションのディレクションや様々なアート展に参加するなど、多くのクリエーションに携わる中、
NIKE公認の“AIR FORCE 1”“DUNK”へのカスタマイズは大きな注目を集めました。
2017 F/Wシーズンのテーマは、“RA MU ancient – future”。
失われたムー大陸や、太陽神ラー、宇宙など、太古と超未来への憧れをフュージョンし、
“懐かしすぎる未来”を表現したコレクションを披露しています。
KiNGパーカーをまとったハロウィンパンダは、謎めいているのに“ユルい”愛らしさが魅力です。
「KIDILL(キディル)」
取扱いフロア 2F
デザイナー:末安 弘明
「真実こそは、完成と美の根本」というコンセプトを掲げるKIDILL。
着る人の本質を引き立てる服作りを美学とし、90年代のハードコアパンクやグラフィティ、
スケートボード、文学などのカルチャーを取り込んで創作しています。
2017F/Wシーズンのテーマは、“Holy Unblack”。
デザイナーが心酔するホラームービーに登場する悪役達を、
インスピレーションの源にしたコレクションはスリリングな魅力にあふれています。
また今年は、世界の舞台で活躍が期待されるデザイナーに贈られる“Tokyo 新人デザイナーファッション大賞”を受賞。
国内外から注目が集まっています。
無邪気に笑うカボチャのダークヒーローによる、忘れられないハロウィンナイトメアの幕開けです。
「DISCOVERED(ディスカバード)」
取扱いフロア 2F
デザイナー:木村 多津也 / 吉田 早苗
“Opposition mix up”をブランドコンセプトに掲げ、リアルクローズを基に相反するテイストをミックスした、
オリジナリティ溢れるDISCOVERED。
今年は、今後が期待される若手デザイナーに贈られる“DHLデザイナーアワード”を受賞。
更なる飛躍が期待されています。
2017 F/Wシーズンのテーマに掲げたのは、
90年代の英音楽シーンを代表するバンドPRIMAL SCREAMのアルバム“XTRMNTR”。
アンチミリタリーを掲げたメッセージ性の強いコレクションを披露しています。
イタズラ好きなかぼちゃのお化けからも、デザイナーからのピースフルなメッセージが感じられます。
漆黒の階段に現れた14人(?)の“Halloween Ghost”から
お気に入りの作品をぜひ見つけてください。
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