WHAT IS A BAG?

みなさん、こんにちは。
数回に渡りウェアのお話をしてまいりましたが、今回は趣向を変えてバッグについてです。

老若男女問わず、みなさんお持ちですよね。
特にファッションに関心の高い方々はTPOに合わせて使い分けもなさってると思います。

今回はバッグの起源について触れながら商品の紹介をしたいと思います。
そもそも、バッグはいつ誕生したのでしょうか。

紀元前9世紀のころに古代アッシリアの有翼神像が、
外観が現代のハンドバッグそっくりのものを持っていたのが始まりとされています。
※左手に持った小型のバッグの様な物がルーツとされています。

中世には、現在も女性たちが斜めにかけて使っているポシェットそっくりのバッグが登場します。
ポシェットとは、フランス語で「ポケット」という意味。
中世ではひもがついていて、それを腰のベルトにつるしていました。
主にお金を入れていたそのポシェットの様な物はオモニエールと呼ばれ、
当時の貴族やその婦人達に愛用されていました。

ルネッサンス期に入ると男性の服にはポケットが作られ一時的にバッグを持ち歩かなくなりました。
この間も女性の服にはポケットが付けられることが少なくバッグは進化をしてゆきます。
主に、お金や身嗜みを整える物を入れるのに適したサイズのバッグがメインでした。

以降、様々な用途に応じたバッグが誕生し今日のバッグの種類となります。
店頭のバッグをご紹介しながらそのバッグのルーツについてもふれたいと思います。

【ONEMADE】
\19,800-
ブランドらしいメッセージプリントが入ったメルトン・トートバッグ。
縦長タイプなのでカジュアルでありながらも品のある仕上がりです。

ちなみにトートバッグのトートとは、アメリカ英語の俗語で「運ぶ」「背負う」という意味。
トートバッグは1944年にアメリカのアウトドアブランドL.L.Beanが氷を運ぶためのバッグとして開発。
意外に思えますが、当時は冷蔵庫がなかったので食品保存用の氷塊を運ぶために作られたバッグでした。
トートバッグの強靭さはキャンプの愛好家や重労働者にも注目され、
重い木材を使用する際にも用いられるようになりました。

※狩猟をするハンターたちが早朝に店を訪れることが多くあったため、
創業者のビーン氏はメイン州フリーポートの本店を365日、
24時間営業にして「鍵は捨てました」と宣言した有名な話もあるブランドです。

つづいては

KATSUYUKIKODAMA PARADIDDLE
\42,900-
ブランドの代名詞パックシリーズの最新版。
パック5のモディファイヴァージョン、
高強力な特殊加工ナイロン・ターポリン・シープスウェードのコンビネーション。
フルブラックで仕上げていますが、各素材の表情で奥行きのある仕上がり。

今までのモデルでは無かったドリンクボトルホルダー。
現代的な使い方としてはスマホを入れるのもいいですね。
もちろん、13インチまでのパソコン・タブレットの収納機能も付いています。

リュックサックとバックパックはどちらが正しいのか、疑問に思った事はありませんか。
名称からお話ししたいと思います。

リュックサックの語源はドイツ語のRucksack(ルックザック)。
背中という意味のRücken(リュッケン)と袋を意味するSack(ザック)で背中の袋という意味。
Back Pack(バックパック)という呼称は、
ドイツ語の意味をなぞり英語に翻訳されたものであり、アメリカ英語の圏内ではこちらが一般的です。
つまり、同じものを指してリュックサック・バックパックと言うのです。

ちなみにリュックの起源ですが紀元前3,300年といわれ、実に5,000年以上も前です。
1991年にエッツ渓谷の氷河で見つかったアイスマン(愛称:エッティ)と呼ばれるミイラが、
銅製の斧・弓・短剣などを木製のリュックに装備していたのが見つかりました。
もちろん現代のリュックとは大きく形状が異なりますが背中に背負うバッグの最古の物とされています。

今回はバッグの種類の中でも2つをご紹介いたしましたが、いかがでしたか。
タイミングをみて他のバッグについてもご紹介したいと思います。

和製THE ROLLING STONESの異名を持つTHE STREET SLIDERSからBACK TO BACKをどうぞ。
ハリー&蘭丸のギターの掛け合いをお楽しみください。
昔のライブ画像なので画像が悪いのはご愛嬌ということでよろしくお願い致します。