[ 1F ] HOW TO WIND THE MUFFLER
みなさん、こんにちは。
早くも12月半ばとなり、いよいよ今年も残すところあとわずか。
本格的に冬の気候になってきましたので、首元の防寒対策も必須ですね。
と、いう事で今回はマフラーについてです。
そもそも、MUFFLER(マフラー)語源は、マフル(ラテン語MAFFLEの包み覆う)の意味からきています。
起源については諸説ありますが、
15世紀頃にヨーロッパで女性が顔の下部を覆った四角の白布を「マフラー」と呼んでいたことが一般的。
フランス革命の時代になると「マフラー」は、黒い布で首に巻き付ける現在のスタイルに近いものに進化。
またこの頃からカシミア製や毛皮の襟巻きもドレスの防寒具として普及した様です。
19世紀になると肩掛けとしてのショールが一般人にも浸透し、
レース等の装飾性の強いものが中心で防寒アイテムと言うより女性のファッションの一部でした。
20世紀最初の20年間に、マフラーは男のワードローブに欠かせないものとなりました。
ウールとカシミアは保温の為に冬には好まれ、暖かく快適な気候の時にはシルクが愛用されていました。
以後、今日のファッションと防寒を備えたマフラーとなりました。
身近なアイテムではありますが、意外と知らない歴史なのではないでしょうか。
私も、今回のブログを書き進めるにあたり知った事も多々ありました。
先人たちが一生勉強と言っているのを実感いたしました。
※ただ私の場合は好きなので勉強という感覚は全く無く、ディグっている感覚です。
さて、そろそろ本題に参りましょう。
店頭で最も多い質問「マフラーの巻き方」についてお答えいたします。
今回は5つの巻き方を押さえておきましょう。
1・1周巻き
首の周りにマフラーを1周させた巻き方。
もちろんみなさんが知ってる巻き方ですが、意外にサマになってしまう基本形。
特にコート等、着丈の長いアウターにオススメの巻き方です。
2・ワンループ巻き
最近は俗称スクール巻きとしても浸透しています。
マフラーの幅を駅頭に調節し二つ折りにした輪に端を通すだけのシンプルな巻き方。
生地の重なりが増える事で空気の層も増え防寒性にも優れています。
ジャケット・コートはもちろん、ダウンジャケット等のブルゾンにもオールマイティ。
3・バック巻き
1周巻きで垂らした両端を交差させて結び、
くるっと半周させて出来上がり。
手軽でありながら、こなれた表情が魅力的な巻き方。
首元にボリュームを持たせているので、着丈が短めのブルゾン等にオススメです。
4・ニューヨーク巻き
薄手のストールや、長めのマフラーにオススメな巻き方。
1周巻きをした両端を首元にスキマを作り、フワっとマフラーを交差させて完成。
少しエレガントな印象があり、ジャケット・コートにオススメです。
5・ピッティ巻き
1周巻きをし輪になって部分から下側になっている部分を引っ張り出して輪を作ります。
その輪に反対側の端を通します。
左右の長さと重なり部分を整えて出来上がり。
あまり複雑なことはしてはいないのですが、
テクニカルな印象なのでちょっと差を付けて着こなしたいときにオススメです。
※ピッティとは毎年1月と6月にイタリア・フィレンツェで開かれるメンズファッションの国際展示会。
1986年にクラシコイタリア協会が発足しスタート。
今ではイタリアンクラシコを代表するキートンやイザイアが当時のピッティの中心的存在でした。
コロナ禍以前は業界人のみならず世界中のお洒落好きが集まる展示会でした。
と、今回は冬の小物のマフラー編でした。
今回ご紹介いたしましたのは数ある巻き方の一部です。
マフラーやストールの【厚み・幅・長さ】によって今回ご紹介した雰囲気と変わると思います。
ぜひ、ご興味ある方は色々とチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後に今日使用したマフラーのシリーズをご紹介。
NO ID.
チェックマフラー
\5,280-
カラーマフラー
\6,280-
(All including tax)
ぜひ、店頭にてお試しくださいませ。
それでは、みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。