[ 1F ] SPRING HAS COME
みなさん、こんにちは。
昨日から気温も上がりいよいよ春本番ですね。
春の装いの準備は終わりましたか。
つい先日まで真冬の様な日もあったので、
これからという方も多いのではないでしょうか。
そんなお客様の参考になればと思い、
Instagramでご紹介いたしましたスタイリングを解説付きで再度ご紹介いたします。
カットソー
OURET
22,000-
パンツ
SEVSKIG
\27,500-
スニーカー
Converse
\9,350-
日本の染色技術を活かしたアイテムをメインにスタイリングしました。
柄と柄のコーディネイトは一般的にはNGですが、
春夏らしくブルーとホワイトを基調にトップスとボトムでしっかりとメリハリを付け成立させています。
それでは、各アイテムの解説してまいります。
メインとなるブルゾンは大胆なドロップショルダーのMA-1タイプ。
素材にはコットン・レーヨン混紡のサテン生地を採用し日本伝統技法の※①注染で染色。
独特な奥行き有る表情はまさに地味派手と言えるでしょう。
もちろん、ただのMA-1ではありません。
袖のシルエット・着丈・着回しのバランスを調整し、
ボリュームはありつつもスッキリとした印象に仕上げた絶妙なバランスも大きなポイント。
インナーにはブルゾンの奥行き有る独特の表情に対して、
無地でもいいのですがメッシュレイヤーのカットソーで表情を作りました。
カラーもネイビー×ホワイトをチョイスすることで、
パッと見は上に重ねたホワイトのメッシュが軽く見せながらもベースのネイビーで奥行きを感じさせます。
さらにボトムにはSEVESKIG×※②YUKI DYEのスキニーパンツを合わせています。
染色アーティスト※②YUKI DYEにより製品でタイダイ染めを行ったボトムは、
春夏らしい淡いブルーのムラ染めでトップスとのメリハリを付けつつ全体の印象を軽くしています。
ウェアのコーディネイトはトップスボリュームのボトムをタイトにしたゴールデンバランスに、
足元はスニーカーにして全体の印象を軽く演出。
クラッシックでありながらもボリュームある※③ラグソールタイプでバランスを調整。
ベーシックなオールスターでも勿論いいのですが、
ラグソールタイプにすることで一気に旬な印象になります。
と、いかがでしたか。
何気なくInstagramを見ている方がほとんどだと思いますが、
毎回のコーディネイトが実は緻密に計算されているのです。
今後はこんなこともイメージして見て頂ければ、
ご自身のコーディネイトにも新しい発見があるかもしれません。
多少のルールはございますが、ファッションをもっと気楽に楽しんで参りましょう。
今回は今日の一曲の後に※①②③の解説も付けておりますので気になった方は見てみてください。
それでは、今日の一曲はポストロックバンドのTortoiseのTNT Full Setをセレクト。
長尺で恐縮ですが唯一無二の世界観をお楽しみください。
※①:約150年前に解発された日本独自の染色技術で手拭等によく使用されている日本古来の染色技術。
この技術を応用し複数の染料を注ぎ込みながら染める技法により立体的で独特の表情を創り出しています。
※②:タイダイ染めをオリジナルの技法を駆使して様々な染めで、
全て一点・一点手染めした一点物の面白さを感じとれる創作活動をしている作家。
※③:ラギットソールとも言い、元はアウトドアや軍人用に作られた凹凸を付けたソール。
実用性と機能性に長けグリップ力に優れ滑りにくく衝撃吸収力も高い。