[ 1F ] CARE FOR LEATHER WEAR
みなさん、こんにちは。
前回の【LEATHER W-POINT】のブログはお楽しみいただけましたでしょうか。
今日はレザーウェアを手に入れた後のお付き合いの仕方についてです。
【STEP1】
レザーウェアの購入後。
着用前のブラッシングを推奨いたします。
※豚毛のブラシがオススメです。
生産されてから店頭でお客様が購入するまでの期間に目には見えませんがホコリが付着するからです。
さらに、水濡れや汚れが気になる場合は着用前に防水スプレーをオススメいたします。
突然の雨や、着用による汚れから守ってくれます。
※レザーによっては染みになる恐れがあるので必ず目立たない箇所でテストしてくださいね。
【STEP2】
濡れた時のケア。
柔らかい布で濡れた部分を優しくたたくように拭き取ります。
型崩れがしない様に肩のしっかりとしたハンガーに掛けて風通しの良い日陰に干します。
くれぐれも早く乾かしたいからといってドライヤーで乾かすことはしないでください。
レザーから油分が抜けたり熱を加える事で縮んだりひび割れを起こします。
※購入時にお申し付け頂ければプラスティック製ハンガーになりますがお渡ししております。
また、レザーの表面の渇きが気になる場合には半渇きの状態で油分を補給してください。
※画像のラナパー・レザートリートメントはベトベトしにくく初心者でも楽にケア出来ます。
【STEP3】
シーズンオフの保管。
襟周りや袖の内側等の直接肌に触れている箇所は柔らかい布を濡らして固く絞って皮脂・汚れを拭き取る。
その後、レザーの乾燥が気になる場合は濡れた時のケアでもご紹介しましたラナパー等で栄養補給。
塗った後は風通しの良い日陰に干した後に表面に余分な油分が浮いていれば拭き取ります。
保管する時には不織布製のガーメントケース等に入れ直射日光の当たらないクローゼットに入れます。
※カビ発生の原因となるのでビニール製の物は避けてください。
また、直射日光は日焼け・変色をさせるのでご注意ください。
ここまでで最低限のケアの方法をご紹介しました。
最後に、
【番外編】
レザーがお好きなデザイナーの方々に私が必ず聞くことがことがあります。
今回、触れた内容のお手入れについてです。
いかがでしょうか、みなさんも興味がありませんか。
第一線で活躍するレザーウェア好きのデザイナーの方々のお手入れ方法。
どんなことをしているのかドキドキしますよね。
しかし、
多くのデザイナー方々は実は日常的にケアをしていないのが答え。
これには驚きですよね。
面倒だから何もしないわけではなく、お手入れをしないのにはちゃんとした理由があるのです。
これにはレザーウェアが上質な物である事が必須条件となります。
【STRUM】
STL060-05
\187,000-
(Including tax)
前回のブログで鞣しや革について触れてきましたが、
実はこの【STRUM】のホースレザーは鞣し工程でも多めにオイルを入れ、
染色時にも同量のオイルを入れて仕上げています。
この様に高額なレザーは各工程で革に有益な栄養分を補給しながら表情を整えています。
主にレザーウェアをメインアイテムとしているブランドの場合は、
レザーの種類や鞣しの方法に合わせ理想の革質に調整しています。
この工程がされているレザーウェアは定期的に袖を通してあげる事で、
体温がレザーに伝わり中に浸透しているオイルが表面に上がってきます。
また、着用時の汗を吸収し適度に保湿されます。
これが『日常的な手入れはしなくてもよい』という答えに繋がっています。
強いて言うならば、定期的に着用してあげる事が一番のケアになっているのです。
とは言え何もしないのは不安という方々も多いのではないでしょうか。
何もケアしないデザイナーの方々も唯一するのがブラッシングです。
気になる場合は着用後にして頂ければ問題ありませんが、週1回程度でも十分です。
また、着なくなったTシャツ等の柔らかい布で乾拭きして頂いてもいいです。
いかがでしたでしょうか。
レザーウェアに対して興味を持っていただけたら幸いです。
今日はオススメの一曲ではなく、
私共でもセレクトしている【STRUM】の21FWのレザーウェアの解説動画。
レザーの魅力をデザイナーの桑原氏が解説しております。
ご興味あれば他にもYOUTUBEに動画がアップされておりますのでチェックしてみてください。
それでは、みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。