みなさん、こんにちは。

今日は『WHAT IS AN AWARD JACKET』です。

(アワードジャケットとは)

今シーズンは雑誌などでもよく見かけるアワードジャケットとスタジアムジャンパーは何が違うのでしょう。

答えは一緒で同じものなのです。

スタジアムジャンパー(通称:スタジャン)はベースボールスタジアム等で着用されている事から、

VANの創始者の石津健介氏が命名した和製ファッション用語。

若い方々は誰…ってかんじでしょうか。

IVY LOOKの生みの親でメンズファッションの神様と言われる最重要人物。

石津健介氏がいなければ日本のファッションは30年は遅れていたであろうと言われています。

今日ではお馴染みの『TPO・Tシャツ・トレーナー・ステンカラーコート』等、

数多くの和製ファッション用語の生みの親でもあります。

脱線いたしましたが、本題に戻りましょう。

なぜ、本国のアメリカではアワードジャケットと呼ばれているのでしょうか。

それは、アワードジャケットの名前誕生に秘密があります。

始まりは1865年ハーバード大学野球チームのユニフォームとしてヴァ―シティジャケットが誕生。

※”ヴァ―シティ”とは”大学の代表チーム”という意味。

ハーバードの頭文字のH刺繍されたジャケットを着ることが出来るのは選ばれたスター選手だけでした。

この様に大学を代表する存在としてみられる様な誇らしいジャケットなのです。

また、スポーツの試合や大会で優秀な成績を収めた学生はその功績を記すことが許され、

チーム・個人の実績でカスタムをして楽しんでいたのです。

その特別な仕様になったヴァ―シティジャケットはアワードジャケットと呼ばれだし、

以降は多くのスポーツをする学生が憧れるアイテムとなります。

そう、「アワード」とは直訳すると「賞」のことです。

つまり、選ばれしエリートだけが着る事を許された物だったのです。

このような経緯があるのでアメリカでは好んでアワードジャケットと呼ばれています。

ちなみに、アメリカではスクールカーストの頂点にあたる人々が着用するアイテム。

※アメリカの青春ドラマ等ではアワードジャケットを着ている男子生徒&チアリーダーのカップルなんてのが出てきますが、典型的なスクールカーストの頂点として描かれています。

では、今シーズンのアワードジャケットをご紹介。

LOWBRAND

\75,900-

(including tax)

アワードジャケットの定番配色のネイビー×ホワイト。

イタリアブランドらしいスッキリとしたシルエットに、

フロントのドットボタン&ファスナー使いとレザーのワッペンがポイント。

SEVESKIG

\88,000-

王道のアメリカンタイプを彷彿とさせるサイズ感。

上質なウールメルトンとカーフレザーのコンビネーションに、

2本ラインのオリジナル編立のニットリブ。

背中には高度なテクニックを駆使した刺繍がアクセント。

roarguns

\81,400-

アワードジャケット×フライトジャケット(MA-1)のハイブリッドタイプ。

オールブラックながらも、ウールとナイロンのコントラストに胸のフレア・ハートがアクセント。

襟のリブだけライン入りにしたり、

左袖のユーティリティーポケットを袖口に配置するなど細部に至るまで手間をかけたデザインが秀逸。

ACANTHUS

\88,000-

今回セレクトした中で最もシンプルなアワードジャケット。

カシミア15%混紡のウールカシミアメルトンは滑らかな手触り。

袖のレザーもオイルマットカウシュリンクを使用し、レザーの魅力を最大限に引き出しています。

このまま楽しむもヨシ、カスタムボディとして使うもヨシの一着。

アメリカンカジュアルの定番アイテムであるアワードジャケットですが、

各デザイナーが表現する世界観が投影された逸品揃いです。

ぜひ、店頭にてお試しくださいませ。

今日は1979年制作の学園ロックンロール・コメディ映画の『ROCK N’ ROLL HIGH SCHOOL』から、

【RAMONES】の【DO YOU WANNA DANCE?】をセレクトしました。

それでは、みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。