[ 1F ] prasthana ’22SS START
みなさん、こんにちは。
今日は先週の29日(土)より全国一斉販売スタートした
【prasthana】
の、新作からVENTILEシリーズをご紹介いたします。
改めて【prasthana】のブランドコンセプト。
都市生活におけるリアルクローズとしての機能と既成概念に捉われないデザインの融合。
ミニマルなデザインと細部に拘ったディテールワーク、
厳選したファブリックチョイスによって形成されるクリーンで都会的なリアルクローズと、
違和感や不調和にフォーカスした型にはまらないデザイン性を共存させたコレクション。
つづいては、今回紹介するアイテムに採用されている素材のVENTILEについて。
第二次世界大戦時にイギリス空軍パイロット用の耐水服素材として開発された高機能素材。
繊細で超極細のコットンを密度の限界まで打ち込んだ超高密度の生地は、
防水性や撥水性・通気性・透湿性といった優れた高機能が特徴。
海の上でも空中戦で戦うことが多かった第二次世界大戦では、
戦闘機が撃ち落とされて海に操縦士が落ちたとき、
上空から発見されるまで操縦士が生き延びることは難しいことでした。
戦闘服の中まで冷たい海水が侵入し、ものの数分で命を落としてしまうからです。
そんなことから、高密度に仕上げてできるだけ水を弾くVENTILEが開発されました。
VENTILE開発のおかげで、パイロットの海の上での寿命が数分から20分以上にまで伸びたそうです。
日本でも防衛庁の海難救助服として利用されており、
極地探検隊やヒマラヤ登山隊などが着用する衣類によく使用されるファブリック。
また、天然素材で作られている為、コーティングや合成繊維とは比較にならないほど、
自然な風合いと快適な着心地を実現しているのも特徴です。
このようにミリタリーウェアやそれに使用される素材は命を守る為に日々開発され進化した歴史を持ちます。
その中の一つが今日ご紹介するファッションアイテムにも採用されているのです。
この様な歴史も踏まえつつ、それでは行ってみましょう。
P-1404001
\60,500-
張りのあるVENTILEの特性を活かしたスプリングコート。
着用した時のシルエットの構築はさることながら、アンブレラヨークも立体的に演出いたします。
また、コートの顔となるフロントにもブランドらしいデザインが反映されています。
風の吹きこみを防ぐのはもちろんのこと。
前立てからチンストラップに繋がるフロントデザインは開閉させることで表情が変えられます。
また、かなり広めに設定されているボリュームを持たせたアームも特徴の一つ。
袖口のベルトで絞る事でシルエットの変化もお楽しみいただけます。
ベルトのバックルにはFIDLOCKマグネットバックルを採用し今の時代感が投影されています。
デザイナーの英知が集約された今シーズンを象徴するオススメのコートです。
ぜひ、店頭でお試しくださいませ。
他にも
VENTILEシリーズとして帽子も入荷しております。
こちらはあらためてご紹介したいと思います。
では、最後に今日の一曲。
残響レコードのポストロックバンドの雄。
【te’】の【音の中の『痙攣的』な美は、観念を超え肉体に訪れる野生の戦慄。】をどうぞ。
それではみなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。